株式会社アップル(アップル引越センター)

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人材育成とCSRを両立させた清掃登山活動を通じて、
幹部のリーダーシップとチームワークを強化する


株式会社アップル
役職者向け研修

 ポイント

 

・コロナ禍を機に、役職者が主体となって会社の方向性と共通のゴールを設定する研修を行った
人材育成とCSRを両立させる活動によって、リーダーシップとチームワークの強化を図った
現場の新ビジョンが確立され、共通のゴールと各人のアクションが明確となった

 
 

株式会社アップル 概要

 
 株式会社アップル(以下、アップル)は「引越しを通じて、ひとつでも多くの笑顔を生み出し笑顔溢れる世の中をつくること」という企業理念を掲げる企業である。ビジョン、バリュー、クレドから構成されるフィロソフィーを持っており、「弊社ほど企業理念が浸透している会社はない」と、研修の企画者である人事部の目黒様は語る。

 
 

研修の目的と背景

 
 アップルは、2020年5月に創立15年目を迎える。それを機に「世の中が大きく変化する中、リーダーとして会社をどのようにリードしていくのか?」という問いをテーマに、幹部25名を対象に、茨城県にて12日の集合研修を行った。
 
 研修のねらいは、次の3点である。

  • 会社が目指す共通のゴールを幹部自身で設定すること
  • 共通のゴール達成に向けた個々人の具体的な行動を設定すること
  • 目標達成に向けたリーダーシップとチームワークを体験から再認識すること
 

 研修を実施する背景は、創業者である文字社長が役職者に対して感じた意識変革と行動変容への必要性である。
 世の中は、新型コロナウイルス感染症の影響をはじめ、急激な変化を余儀なくされている。それらの変化に対応するためには、今後の会社の方向性を牽引役である幹部ひとりひとりが、より主体的に描かなければならない。また今後企業が持続成長し、より良い会社となるためには、これまでの延長線で経営を捉えるだけでは不十分であるという危機感があった。
 特に、幹部の経営視点、リーダーシップ、スピード感といった要素の強化、さらには部所や支店という部分最適ではなく全社大としてのチームワークの補強が急務であった。

 

 もちろんこれまでも期の変わり目に、社内で役職者向けの研修は行われていた。しかし慰労という側面があったため、本研修はこれまでの位置づけとは異なるということを受講生に明確に示し、役職者が主体的に未来を描き、意識と行動を変えるためには、座学だけではなく、実践的な行動を伴った自ら考える学習の場を中心とする研修の設計が必要であった。

 
 

研修の内容と特長

 
 冒頭、文字社長から会社の課題と役職者への期待をシンプルに力強く語られ、受講する心構えや意識合わせが行われた。
 
 本研修は、主に行動学習という手法を組み込んで実施された。中核となる要素は、参加者が主体となって取り組むチーム協働での課題解決活動と振り返りである。自分たちが取り組んだ結果やプロセスを振り返ることで、個々人のリーダーシップやチームワークに関する学びを深めていく。解決模索の過程で表出された受講者自身の素の行動様式を、みずから気付くことによって、研修のテーマについての学びを深め、学習目標に対して受講生が主体となって前進できるよう設計されている。

 
2日間の概要スケジュール
 
 

 本研修の際立った特色は、総合演習に「清掃登山活動」が位置づけられたことである。「メンバー同士で協力して時間内に山頂に到達する」という活動目標の他に、チーム共通のミッションとして「環境保護」という要素が付加される。これらの仕掛けによってリーダーシップにおける気付きがより効果的なものとなる。すなわち登山中、道に迷い、登頂期限が迫る中、活動の使命である「環境を大切にすること」と、設定したビジョンに自分たちがいかに立ち戻ることができるかが問われる。時には活動後の振り返りによって、自分たちの意思決定のブレやスピード感、計画の具体性の欠如を痛切に感じられることもある。

 
 
清掃登山研修
※清掃登山活動の様子
自分たちで地図とコンパスを使いながら進路を決定し、道中のゴミを拾いながら山頂を目指す活動。
参加者からは研修以前に清掃などを通じた地域貢献活動がしたいという声も上がっていた。

 
 活動の事前計画もまた、リーダーシップとチームワークの試金石となる。全体が1つのチームとなって取り組むが、実行段階ではいくつかの分隊単位となって、それぞれが共通の目標に向けて活動を行うことになる。
 
 そのため計画においては次の3点を自主的に横の連携を持って設定することが求められる。
(1)全体の共通ゴール設定
(2)各隊の目標
(3)個々人の行動目標
 
 本研修の最終段階で、全社から個人スケールまで段階的な目標をそれぞれ策定する機会があり、同じ目標設定の構造を把握する一助として機能することも期待された。

 
回収した不法投棄物
 
※回収した山中のゴミ
なお清掃登山を実施するにあたっては、
事前に地方自治体である茨城県石岡市への申請を行い、
回収物の適切な処理を行った。
 
 

新型コロナウイルス感染症対策

 
 今回集合研修を実施するにあたっては、学びの定着化と並行して、新型コロナウイルス感染症への入念な防疫対策が行われた。
 
 参加者ひとりひとりの防疫意識について、改めて周知するとともに、具体的な防疫として以下の対策が行われた。

  • 全員がマスクを着用すること
  • ディスカッションの場面ではフェイスシールドを併用すること
  • 三密の回避
  • 会議室は常時換気
  • 屋外での活動を積極的に取り入れるようプログラムを設計
  • 全スケジュールを通して各スポットにアルコール消毒液を設置
  • 課題中はゴム手袋を装着することによって、接触の暴露を予防
  • 手洗いの定期的な呼びかけ・奨励

 
 

具体的な研修の成果

 
 研修のアウトプットは、会社-各セクション-個人の3つのレベルに対して目標が落とし込まれた。各セクションのゴールでは、新しいプランの創出、人員とナレッジ共有の仕組み構築、現場スタッフ育成の強化、センターの新Vision構築という具体的な目標が掲げられ、幹部がより一層のリーダーシップとチームワークを発揮して、会社共通のゴールを目指す覚悟が醸成された。
 

キャンドゥー株式会社
北川 貴章

 
 

企画者からのコメント

 

文字社長より

 
 「本研修に私が求めていたのは役職者同士の一致団結(チームワーク)と、各役職者の意識改革(リーダーシップ)でした。
会社全体を一つのチームとしてやっていくなかで、自分のことだけでなく、如何に周りを見渡し、自身の立ち位置を見極めていくか。
そして、管理監督者として如何に自らの部下を先導していくか。
2日間にわたる研修で、各々何かしらの学びがあったと思います。
正解がないものですので明確なゴールはありませんが、研修の締めとして各々が発表していたことをしっかりと実践してくれることを期待しています。」
 

人事部 目黒様より

 
 「行動学習という観点では今まで弊社では研修を行うことが少なかった為、実際に行うまでは本当に大丈夫か、学びになるのかという不安もありましたが、参加者はもちろん運営として参加した私自身も学ぶことが本当に多くあり大変貴重な機会となりました。」